美郷町の魅力
美郷町の魅力 1_郷
みんなで繋いだ郷の歴史。
守られた母の味。
守られた母の味。
東臼杵南部地域にある3村が対等合併する遠い昔。
栗の産地として名を馳せていた宮崎県東臼杵郡美郷(みさと)町と西郷地区(旧西郷村)では恵まれた自然と豊富な水の恩恵を受けた「日向山栗」の栽培が盛んに行われていました。存続の危機に見舞われながらも育てられてきた「栗」は地域住民の食生活に密接に関わっています。中でも「栗おはぎ」はお彼岸などの季節の行事に出されることが多く、懐かしく暖かい母の味です。
美郷町の魅力 2_水
流れは時と共に。
自然と郷を繋ぐ3つの生命川。
自然と郷を繋ぐ3つの生命川。
約90%の山林に囲まれた美郷町の中には3本の川が流れています。中央部には耳川の戦いの古戦場としても有名な耳川、北側には流域面積が県内で6番目に大きい五十鈴川、南側には小丸川水系の一級河川の小丸川。
時に優しく時に荒々しい一面を見せる3つの川は多くの恵みと学びをもたらしてくれます。これからも郷を見守り続けるであろう切っても切り離せない生命川です。
美郷町の魅力 3_火
宇納間地蔵大祭
(うなまじぞうたいさい)
(うなまじぞうたいさい)
宇納間地蔵大祭は、3日間に渡って開催されており、県内外から約3万人の人出で賑わいます。
全長寺に祭られる宇納間地蔵菩薩は、火にまつわる全ての災いに御利益があるといわれ、別名「火伏せ地蔵(ひぶせじぞう)」と呼ばれて多くの人々の信仰を集めています。参拝客は地蔵尊を描いたお札を家の台所など火を使う場所に張り、火除け祈願とします。
美郷町の魅力 4_火
師走祭り
西暦660年、朝鮮半島で滅んだ百済から逃れた王族が亡命したとされる美郷町南郷。伝説では、父親の禎嘉王(ていかおう)は美郷町南郷に、息子の福智王(ふくちおう)は木城町に住んだとされています。亡くなったのち、それぞれが神として祀られるようになり、約90km離れた父王を祀る神門神社と、木城町の比木神社の間で、親子の対面をする行事が続けられてきました。
昭和初期頃までは、全行程を10日間かけて巡行していましたが、その後、3日間に短縮されています。